2011年2月10日13時41分
JR東海の運転士張山大介容疑者(27)が大麻取締法違反(所持)容疑で愛知県警に逮捕された事件で、県警は10日、張山容疑者の同僚運転士の西村優一容疑者(28)=同県新城市川合=を同法違反(共同譲り受け)容疑で逮捕し、発表した。また、両容疑者に大麻を売ったとする容疑で、張山容疑者の知人で自動車部品製造会社員の鈴木琢也容疑者(27)=同市二本松=も逮捕した。
県警によると、西村容疑者は「自分で吸うために張山容疑者と一緒に大麻を買った。最近になって始めた」と供述。鈴木容疑者は「知らない」と容疑を否認しているという。
豊橋署によると、西村容疑者の逮捕容疑は、昨年11月13日、張山容疑者と共に、新城市内の路上で鈴木容疑者から乾燥大麻約3グラムを1万5千円で購入したというもの。
JR東海によると、西村容疑者は2001年入社。現在は豊橋運輸区の指導運転士として東海道線の浜松―大垣間で乗務していた。4日に逮捕された張山容疑者とは高校からの先輩・後輩の間柄だった。西村容疑者は逮捕された際、大垣運輸区で宿直勤務中で、10日も乗務する予定だったという。
同社広報は「張山容疑者が逮捕されたことから、各職場への注意喚起と指導をしているところだった。問題外の行為で、厳正に対処する」としている。