2011年2月10日11時56分
気象庁は10日、3連休となる11〜13日の天候の見通しを発表した。太平洋側の広い地域で大雪の恐れがあり、首都圏でも雪が積もる見通し。火山活動が続く霧島連山・新燃岳(宮崎、鹿児島県境)周辺では、雨による泥流などへの警戒が必要という。
同庁によると、10日夜に九州の南で低気圧が発生。11日にかけて日本の南海上を東に進み、12日には急速に発達しながら日本の東に達し、冬型の気圧配置が強まるという。
この影響で、太平洋側では西日本で10日夜から11日昼、東日本で10日夜から12日にかけて大雪となる見通し。首都圏でも最大で5センチ積もる可能性がある。
日本海側でも西日本で12、13の両日、東日本は12日夜から13日にかけて大雪への警戒が必要という。北日本は12日夜から13日にかけて、暴風雪や高波の恐れがある。
11日朝までの24時間で予想される降雪量は、いずれも多いところで、北海道40センチ▽東北、北陸30センチ▽近畿、中国、四国、九州北部20センチ▽関東甲信10センチ▽東海、九州南部5センチの見通し。
新燃岳周辺では10日夜から11日未明にかけて、多いところで1時間に5ミリ、11日朝までに20ミリの雨となる見通し。降灰の多い地域では泥流や土石流が起きる可能性があり、警戒が必要という。(二階堂祐介)