引退千代白鵬に月給 理事会で決定
日本相撲協会は9日に両国国技館で理事会を開き、春場所中止による諸問題の対応策を決めた。すでに初場所の成績を元に春場所番付編成を終えていることから、待遇については春場所番付発表予定だった28日から適用となった。ただし公表はしないという。
八百長と認定された竹縄親方(元前頭春日錦)、保留も引退届が出ている十両千代白鵬にも、今まで通りに月給が支払われる。放駒理事長は「葛藤もあったが、まだ処分が終わっていない。引退届も受理していないので」と説明した。
発表済みだった再十両昇進の玉飛鳥、益荒海、磋牙司の3人は、場所手当のみから脱出し、関取の扱いを受けられる。白い稽古まわしで、個室に入り、付け人もつく。幕下以下にとっては唯一の収入とも言える場所手当も支給。理事長は「月給がなく、2カ月に1回の手当なので提案した」と話した。
また、部屋持ちの親方にとっては、死活問題と言える経費は支給される。部屋維持費、東京場所でのけいこ場補助費や養成員養成費など。弟子の食費や部屋の光熱費などを賄うもの。師匠会で説明を受けた親方衆は胸をなで下ろしていた。
[2011年2月10日7時38分 紙面から]
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