小向父「早く自首を」　マニラ入りの情報も

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　覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状が出された小向美奈子容疑者（２５）の父勝雄さん（５４）が９日、都内で会見し、同容疑者と音信不通になっている現状を明かした。前日８日に逮捕状が出されていた事実が明らかになり、同容疑者の携帯電話に連絡をしたが「この電話番号は使われておりません」というメッセージが流れてきたという。

　勝雄さんは「連絡が取れないので、日本にいるか、海外にいるかも分からない。今年の正月に電話で話したのが最後で、その時にはつながっていた」と困惑した表情。同容疑者が０９年２月に覚せい剤所持で執行猶予付きの有罪判決を受けた直後に会って以来、姿も見ていないという。

　８日に今回の件を知った時の状況を振り返り「やったか…という気持ちだけ。驚いたし、想像もしていなかった。（同容疑者と）家族は連絡を取り合っていたし、様子がおかしいというのはなかった」と話した。

　再び覚せい剤に手を出したとみられることについては「早く自首をしてほしい。今回は実刑でいいから、早く罪をつぐなってほしい」と訴えた。また、今後の支援については「娘だから支える。どこに行こうが、子は子ですよ」と親心をみせていた。

　捜査関係者によると、同容疑者は１月２１日に出国し、フィリピンのマニラに入国したという。また、同容疑者は昨年５月から薬物密売グループと接触し、購入を繰り返していたとみられることも分かった。

　［2011年2月10日9時5分　紙面から］