2011年 2月 9日
ファジ練習場整備 用地選定が難航
ファジアーノ岡山の専用練習場の整備で岡山市の高谷市長は、練習場の用地についてめどが立っていないことを明らかにしました。岡山市では、市の所有地のほか、県有地や企業が所有する土地を検討してきましたが、土地の規定や利用実態などからこれまでのところ、選定には至っていないということです。ファジアーノの専用練習場を巡っては、去年11月に整備を推進する会が約28万人分の署名を市に提出し、整備を求めています。ファジアーノ側は、グラウンド3面にクラブハウスの整備を希望していてこれを満たすには4万平方bの土地と6億円から8億円の整備費用がかかると見られています。整備に当たっては、約1億円が交付される日本スポーツ振興センターの補助金を見込んでいましたが高谷市長は、用地が決まらないことから今月15日の申請期限に間に合わないとの見通しを示しました。今回、補助金を受けられないことで練習場の整備が遅れることも懸念されます。岡山市では引き続き用地の選定作業を続け決まった場合には中心になって整備を進めることにしてます。

平行線たどる 宇高航路連絡協議会
宇高航路の在り方を考える協議会が開かれ、国側からフェリー会社への公的支援について新たな案が提案されましたが負担割合を巡り、自治体側は拒否しました。協議会では国側から船に省エネ機器を導入するのと引き換えに宇高航路のフェリー会社2社に補助金を支給する案が提案されました。しかしその案では導入経費の半分を関係自治体が負担しなければならず当初から国の全額負担を求めている自治体側はこれを拒否しました。国と関係自治体は今年度中に航路存続へ向けた計画の策定をめざしていますが運航そのものへの公的支援については平行線をたどったままです。

米子道 無料化区間に加わる
高速道路の無料区間に米子道など6つの区間が追加されることが9日、正式に決まりました。追加されるのは米子道を含む6つの区間、約330キロです。米子道では真庭市の落合ジャンクションから鳥取県の米子インターチェンジまでが今年6月から無料となります。また岡山道など全国50の無料区間は継続されます。9日開かれた民主党の部門会議で決まったものです。期間は今年6月から来年3月までで、国交省では、渋滞への影響や地域経済への効果を検証する方針です。

岡山県立高校 自己推薦入試
岡山県内52のすべての全日制の県立高校で、9日、自己推薦入試が行われ、1万2700人余りが難関に挑みました。今年は4250人の定員に対し1万2776人が受験し平均競争倍率は3.01倍です。このうち岡山市中区の岡山朝日高校では72人の定員に対し393人が受検し倍率は5.46倍となっています。受検生たちは午前中総合的な学力を問う適性検査を受け、午後からは集団面接に臨みました。また倉敷工業高校で出題された問題の中でグラフの単位が誤っていたことが分かり、高校ではこの問題について受検した366人全員に得点を与える措置をとりました。県立高校自己推薦入試の結果は今月17日に中学校を通じて受検生本人に通知されます。

上海便就航に向け商店街で中国語講座
来月27日から高松空港に上海便が就航します。高松市の商店街では中国人観光客に応対するため9日から従業員に中国語講座を始めました。この講座は、高松丸亀町商店街振興組合が、商店街の従業員などを対象に開いたもので、来月末までに、76人が受講する予定です。来月27日から高松空港に中国の格安航空会社春秋航空の上海便が、週4往復体制で就航するのにあたって商店街では多くの中国人観光客が訪れると見込んでいます。9日の講座では、中国の年中行事や習慣などについて説明が行われたあと、中国語で挨拶する練習が行われました。また商店街では、中国で普及しているクレジットカードで買い物できるシステムを今月から導入して観光客を待ち受けます。中国人観光客には、日本の電気製品や化粧品が人気で、商店街では、新たなビジネスチャンスに期待が高まっています。