火事です、真弓監督　緊急避難　実は誤作動でした…

　阪神・真弓明信監督（５７）がキャンプ２度目の休日だった９日、訪れた沖縄県宜野座村のゴルフ場で思わぬハプニングに血相を変えた。報道陣に囲まれ「この間（４日のオフ）より良かったわ」と笑ったその数分後に、“緊急避難”するはめとなろうとは…。

　ゴルフを終えた真弓監督が、報道陣に対応しようと用意された一室に入ったときだった。『火災探知機が作動しました』とのアナウンスが突如流れた。誤作動？　真弓監督、報道陣ともそれほど気にするそぶりもなし。しかし、しばらくすると事態は一変した。

　『火事です、火事です。階段で火災が発生しました』

　まさかの火災発生を告げるアナウンス！！　緊張が高まり、真弓監督は一目散に正面玄関に近いロビーへ。どこで火事が起きたのか？　ロビーはパニックに。そこに再びアナウンス−。『さきほどの火災探知機作動は、確認の結果、異常はありませんでした。ご安心ください』。肩透かしに、真弓監督はただあぜんだ。

　ゴルフ場関係者によると、騒動は厨房（ちゅうぼう）の煙に火災探知機が誤作動して起きた。２月９日は“肉の日”。このゴルフ場では『肉の日プラン』なる特別メニュー（６９８０円）を販売していた。火災探知機が作動したときは、ステーキを１００枚ほど焼いていたという。それが騒動の引き金であったのだ。

　座右の銘の『不動心』という言葉を書き入れた色紙が飾ってあるこのゴルフ場。そこで心を動かすようなハプニング。ただし、真弓監督は最後平然とした顔で車に乗り込んだ。　（島田明）