国際兵士の餓死、略奪…北の食糧危機 限界越えた+(2/2ページ)(2011.2.10 09:30

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兵士の餓死、略奪…北の食糧危機 限界越えた

2011.2.10 09:30 (2/2ページ)
9日、韓国・ソウル校外にある戦争記念館で、韓国国防省高官のガイダンスを受ける韓国軍兵士たち。背後には昨年3月に撃沈され引き上げられた韓国哨戒艦「天安」の巨大パネルが設置されている(ロイター)

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9日、韓国・ソウル校外にある戦争記念館で、韓国国防省高官のガイダンスを受ける韓国軍兵士たち。背後には昨年3月に撃沈され引き上げられた韓国哨戒艦「天安」の巨大パネルが設置されている(ロイター)

ヤミ市場に依存

 2月8日付の韓国紙、朝鮮日報は韓国政府高官の話として、北朝鮮の人口の8割以上の約2千万人が配給食糧を受け取れず、地下経済に依存している状態だと報じた。朝鮮人民軍140万人と平壌市民約260万人だけが食糧の恩恵があり、ほかの地域では正常な配給網が断ち切られた模様だ、という。

 韓国哨戒艦撃沈事件や延坪(ヨンピョン)島砲撃事件で、韓国が大規模な食糧・肥料支援を実施していないことが背景にあると分析されており、韓国高官は最近の北朝鮮の対話姿勢には、こうした食糧事情の大きな変化が起きていることが要因にあるのではないかと指摘している。

 一方で、平壌では「民族最大の慶事」とする16日の金総書記の誕生日に向けた準備が進められている。今年は65歳や70歳などの節目の年齢ではないが、聯合ニュースは、三男、正恩(ジョンウン)氏への権力禅譲が進む中で金総書記体制の健在ぶりを誇示し、レームダック(死に体)化を防ぐために、盛大な式典になるだろうと伝えている。(SANKEI EXPRESS

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9日、韓国・ソウル校外にある戦争記念館で、韓国国防省高官のガイダンスを受ける韓国軍兵士たち。背後には昨年3月に撃沈され引き上げられた韓国哨戒艦「天安」の巨大パネルが設置されている(ロイター)

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