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甲子園球児が強姦、京都外大西生徒を再逮捕 (2/2ページ)

2010.12.9 05:04
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 残念ながら、甲子園球児が追いかけていたのは白球だけではなかった。

 南丹署などによると、今夏の甲子園大会に京都府代表で出場した京都外大西野球部の男子生徒は、2年生のレギュラー。再逮捕容疑は、今年5月25日午後7時半ごろ、幼なじみの女子高生(18)に「会いたい」「相談がある」と携帯電話でメールを送り、京都府南丹市内の公園に誘い出して強姦した疑い。

 「1回ぐらいかまへんやんけ」「一発やらせろ」などと迫り、無理やりキスした上、驚いて逃げる女子高生を押し倒して強姦した。また“行為”を終えると、無言で立ち去る非道ぶりだったという。

 この男子生徒は、野球部の練習後、自宅のある南丹市に戻ってきては、女子高生らに声をかけまくっていた。10月上旬には、やはり顔見知りの別の女子高生(18)に「一発やらしてくれ」などと口汚い言葉を浴びせ、自転車をこいでいる女子高生に、自分の自転車を並走させながら、スカートの中に手を入れてきたという。

 これにキレた女子高生は、南丹署に被害届を提出。11月10日、男子生徒は強制わいせつ容疑で逮捕され、取り調べの中で5月の強姦容疑が浮上、再逮捕となった。

 京都外大西によると、最初のわいせつ容疑での逮捕を受け、同校は京都府高野連と相談。野球部の活動を10日間自粛した。11月下旬に練習を再開した矢先、強姦再逮捕の衝撃が走った。

 それだけに関係者のショックも大きい。しかも、再逮捕の強姦容疑は夏の大会前のことだ。石見憲治教頭(48)は8日、サンケイスポーツの取材に「練習にも前向きでマジメな生徒だった。大変、驚いている」と絶句。現在、少年鑑別所にいるという男子生徒は「仲間に迷惑をかけた。今後、クラブはどうなるのか…」などと野球部を心配しているというが、事件を聞かされた他の部員は涙を流し、激しく動揺しているという。

 今夏の甲子園大会で、男子生徒は8月13日、初戦(2回戦=大会7日目第1試合)の新潟明訓(新潟)戦にスタメンでフル出場。試合は3−5で敗れた。



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