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【プロ野球】

佑VSマー君 オープン戦は実現せず

2011年2月10日 紙面から

練習休日にトロピカルジュースをプールサイドで飲んで南国ムードを味わう楽天の田中=沖縄県久米島町のリゾートホテル久米アイランドで(北村彰撮影)

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 楽天の田中将大投手(22)と日本ハム・斎藤との因縁対決がレギュラーシーズンまでお預けとなることが9日、分かった。田中のオープン戦初登板が26日の中日戦(北谷)に決まり、27日の日本ハム戦(名護)で投げ合う可能性が消えた。

 話題性よりも実利性だ。2人は06年夏の甲子園を沸かせたライバル同士。同じ球場で顔を突き合わせるのはプロ入り後初めてとなるため、当日は空前の大フィーバーとなり、異様な雰囲気となることが予想される。そんな環境で田中が登板すれば、自分のピッチングに集中できない恐れも出てくる。

 星野監督は田中に20勝のノルマを課すなど、リーグVのキーマンとして期待を寄せており、いきなり余分な気を使わせたくないという親心も働いたようだ。佐藤投手コーチも「(フィーバーで)うるさいところでは投げさせない」と話し、中日戦にシフトしたもよう。10日のフリー打撃初登板を控え、休養日だった9日はゆっくりと静養した田中は「マイペースでやるだけ」とだけ答えた。

 注目は2人が投げ合う“Xデー”がいつになるかだ。日本ハムとの初カードは4月8〜10日の札幌ドーム3連戦だが、指揮官は「もちろんKスタで。早いうちにな」と仙台での対決を希望している。早ければ、同月22〜24日の本拠地3連戦になりそうだ。

 もっとも、この時期はあくまで調整段階での登板となり、投球回数も3、4イニング程度と短い。せっかくならば、夢の競演は本気バトルの公式戦まで取っておいた方がいいとも考えたのかもしれない。 (鶴田真也)

 

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