「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(11日、神戸ワールド記念ホール)
プロ野球の阪神・平野恵一内野手(30)が9日、初の世界戦に挑む井岡一翔(井岡)にエールを送った。阪神に移籍した08年に、知人の紹介で『井岡ボクシングジム』を訪問。ガッツあるプレースタイルに魅せられて、2人は互いに刺激を受け合う存在になった。
「リングの上で頑張っている姿をみて、僕がパワーをもらった。小柄な体で頑張っているのは僕と同じ。共感しますね」
平野は目前に迫った世界戦への思いを語った。身長165センチで世界に挑む井岡と、169センチで駆ける虎のガッツマン。2人は出会ってすぐに意気投合した。井岡は平野のプレゼントしたジャージーを頻繁に着て練習しているという。「技術的なことは分からないけど戦う気持ちは変わらない。勝ち負けよりも、どう戦うかが大事だと思う」と続けた。
勝てば国内史上最速記録となる7戦目での世界王座奪取。偉業達成は目前に迫っている。「試合が終わったら、何でも好きなものをごちそうしたいと思う。一翔くんらしいボクシングで頑張って!!」と平野。歴史的快挙を見届けるため、沖縄からガッツとパワーを送る。
ソーシャルブックマーク・RSS・twitter・Facebook