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小向美奈子容疑者、マニラに高飛び

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 覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕状が出ている小向美奈子容疑者

(2/10)

 覚せい剤を購入したとして、覚せい剤取締法違反(譲り受け)の疑いで逮捕状が出ているタレントの小向美奈子容疑者(25)が、今年1月下旬に海外へ向け出国していたことが9日、捜査関係者への取材でわかった。滞在先はフィリピン・マニラが有力視されている。また、テレビ番組でのコメンテーターとしても著名な大沢孝征弁護士(65)は「有罪なら実刑になり、2年から2年半の収監となりそうだ」と話した。

  ◇  ◇

 国外逃亡か、はたまた海外旅行のつもりなのか。

 小向容疑者は先月21日、空路で海外へ出国したもよう。現在も帰国した形跡はなく、滞在先はフィリピンの首都・マニラとみられる。

 小向の父は「海外逃亡と思われても仕方ない。早く自首してほしい」と語った。

 今回の騒動について大沢弁護士は「有罪なら実刑になる可能性が高い。逮捕状の内容次第ですが、前回と同程度の罪状なら、また1年半程度の求刑でしょう。執行猶予が取り消された分と合わせ、若干軽減されて2年から2年半の収監ということになりそう」と解説。「薬物の再犯率は5‐6割っていうけど、体感では8割ぐらい。2、3年は刑務所に入らないと駄目でしょう」と話した。

 大沢弁護士はまた、今回の海外渡航が逃亡と判断された場合、執行猶予中の「善行保持義務」に違反する可能性があると指摘。違反が認められると、仮に今回の逮捕要件で無罪となっても、執行猶予が取り消されて実刑となることもあるという。

 滞在先がマニラだとすると、日本はフィリピンと「犯罪人引き渡し条約」を締結していないため、現地警察の協力を得られない場合がある。

 小向容疑者の最近の動向について、個人事務所の関係者は「こちらでは把握できていないが、そもそも(警察)当局からまだこちらに接触がない」と説明。また「昨年の10月ごろから、容姿の面で、仕事を入れることができない状態だった。それまではスケジュールが結構入ってたので、特に薬物を使っている様子は見えなかったが…」と話した。

(デイリースポーツ提供)

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