最終更新: 2011/02/10 03:23

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茨城・高萩市夫婦ひき逃げ死亡事件 逮捕の男、救護義務違反については否認

茨城・高萩市で車いすの妻と介助をしていた夫が6日、車にひき逃げされ死亡した事件で、逮捕された56歳の男は、ひき逃げは大筋で認めているが、救護義務違反については、「倒れていた人にジャンパーをかけた」などと否認していることがわかった。
事故は、6日午前9時10分ごろ、茨城・高萩市の国道で起きた。
車いすに乗っていたのは、神長 せつ子さん(73)で、夫の三次さん(76)が車いすを押していた。
事故当時、三次さんは、妻・せつ子さんの車いすを押し、道路を横断しようとしていた。
その時、車にはねられたという。
現場には、今も多くの花が手向けられている。
6日、目撃者は「ドカーンって音がしたの。歩道の上に女の人が西向きにうつぶせてたの。男の人が車の後ろのバンパー(付近)ね、南向きにうつぶせで倒れていた。もう意識はなかったね、全然」と話した。
2人は病院に搬送されたが、まもなく死亡した。
死亡したせつ子さんの姉は「この夫婦、すごく仲良かったから。だんながここに寝て、カタッと音がすると、(三次さんが)パッと目が覚めるくらい心配してね。本当にショックで涙も出ません」と話した。
せつ子さんは、およそ25メートルはね飛ばされたとみられている。
ところが、2人をはねたドライバーは、車を置いたまま、現場から逃走した。
目撃者は「あれ、運転手がいない、逃げたのかなと」と話した。
およそ1時間半後、無職・古山 浩容疑者(56)が親族に説得され警察に出頭し、自動車運転過失致死などの容疑で逮捕された。
古山容疑者は「重大な事故を起こして、怖くなって逃げた」と供述した。
古山容疑者の親せきは、「優しい面があって、人思い。そんなに悪い人間じゃないと思う」、「タクシーの運転手をやっていた。視力がなくなった(弱くなった)から、運転手はできないと」と話した。
古山容疑者は「気がついた時には、ブレーキが間に合わなかった」と供述した。
古山容疑者の車は、車検が切れており、自賠責保険にも加入していなかった。
7日、現場に花を手向けに来た神長さんの遺族は「こっちが悪いわけじゃないから、仲が良い2人でいつも一緒だったし、天国に行くのも一緒だなんて。信じられないです。悔しいです」と話した。
古山容疑者は、ひき逃げは大筋で認めているが、救護義務違反については、「倒れていた人にジャンパーをかけた」などと、否認しているという。

(02/07 18:11)


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