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[2010年12月21日11時55分]

中被告が無罪主張=状況証拠、争点に―舞鶴高1殺害で初公判・京都地裁
 京都府舞鶴市で2008年5月、高校1年小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人と強制わいせつ致死罪に問われた無職中勝美被告(62)の初公判が21日、京都地裁(笹野明義裁判長)であった。中被告は「全部でたらめで、うそです。私は無罪です」と起訴内容を否認した。この事件は直接的な証拠がなく、検察側が積み重ねた状況証拠の評価が争点になるとみられる。
 検察側は冒頭陳述で、小杉さんと中被告とみられる男女が遺体発見現場方向に歩いて行ったとの目撃証言や、付近の防犯カメラの画像から犯人を中被告と断定。「供述には、犯人でなければ考えられないような変遷や虚偽が認められる」と指摘した上で、中被告が小杉さんの遺留品の化粧ポーチや財布の色や形状の特徴を、具体的に述べていると主張した。
 一方、弁護側は、目撃証言は信用できず、「カメラの画像は人物の特徴が指摘できるほど鮮明ではない」と反論。「被告は事件当日の行動について具体的な記憶がなく、供述調書は捜査官の誘導で作られたものではないか」と主張した。 
 中被告は裁判員制度開始前の昨年4月に起訴されたため、裁判官のみで審理される。被害者参加制度に基づき遺族も公判に参加する。
 起訴状によると、中被告は08年5月7日未明、舞鶴市の朝来川岸付近で、わいせつ目的で小杉さんの着衣をはぎ取るなどした際、抵抗され激高。頭などを鈍器で殴り、殺害したとされる。(了)
小杉美穂(こすぎ・みほ)、中勝美(なか・かつみ)、笹野明義(ささの・あきよし)
[時事通信社]

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