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 2011/2/9(水)
 「身に覚えない」 鈴鹿の拳銃強盗、無罪主張 津地裁初公判
 鈴鹿市道伯二丁目の消費者金融「サンワ」で平成二十年十二月、男性店長が拳銃で撃たれ、現金約二百九十万円が奪われた事件で、強盗殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた元暴力団組員の岐阜県各務原市川島河田町、無職白川優被告(64)の裁判員裁判の初公判が八日、津地裁(村田健二裁判長)で始まった。罪状認否で白川被告は「まったく身に覚えがありません」と起訴内容を否認、弁護側は「アリバイが成立する」として無罪を主張した。

 争点は、白川被告が犯人かどうか。冒頭陳述で検察側は「被告人と一緒に事件を起こしたと話した共犯者(28)=強盗致傷罪などで懲役十一年の判決、確定=の証言は信用できる」とした上で、事件当日に白川被告の携帯電話が三重県内から発信されていたことなどから「被告人のアリバイは成立しない」と指摘。

 これに対し、弁護側は「事件当日は、知人と岐阜県でクリスマスケーキを食べていた」などと述べた。

 裁判員は、男女三人ずつ。証拠調べでは、手錠や透明のケースに入った拳銃などを確認。白川被告に同店の存在を教えたとされる男性への証人尋問では、質問は出なかった。

 公判に先立って三日にあった選任手続きには、呼び出した六十五人中五十九人(90%)が出席し、裁判員六人と補充裁判員四人が選ばれた。辞退を申し出た二十一人のうち、十九人が認められた。

 起訴状によると、白川被告は同月二十四日午後五時四十分ごろ、共犯者と同店に押し入り、男性店長=当時(39)=に拳銃を突き付けながら「しゃがめ。金出せ。金どこや」と脅迫。背後から拳銃を一発発射し、骨盤骨折など全治約六カ月の重傷を負わせた上、現金二百九十八万五千円を奪ったとしている。

 公判は十七日に結審し、評議を経て二十五日に判決が言い渡される予定。




  
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