北九州で発砲、流れ弾で１人軽傷

　９日午後７時ごろ、北九州市小倉北区大手町の病院関連施設の工事現場事務所２階に男が押し入り拳銃を数発発砲、跳ねた銃弾が事務所にいた男性従業員（５０）に当たった。小倉北署によると、男性は腹部に軽傷を負ったが、命に別条はない。同署は銃刀法違反容疑などで捜査を始めた。

　同署によると、発砲があったのは、工事を請け負っている建設会社などが設置したプレハブ事務所で、黒いフルフェースのヘルメットをかぶり、全身が黒っぽい服装の男が押し入り、発砲した。もう１人が、外でバイクに乗って待機していたという。

　北九州市では、２０１０年３月に暴力団追放運動のリーダーを務める男性宅に銃弾が撃ち込まれるなど、発砲事件が相次いでいる。

　現場はＪＲ小倉駅の南西約１・５キロで、マンションや病院、役所などが立ち並ぶ地域。近くに住む２０代の男性は「北九州では、同じような事件続いていて怖い」と絶句していた。（共同）

　［2011年2月9日23時20分］