NHK京都府のニュース 京都放送局
「画像は被告と特徴が一致」
舞鶴市で3年前、女子高校生が殺害された事件で殺人などの罪に問われ、無罪を主張している62歳の男の被告に対する裁判で、現場に通じる道路にある防犯カメラの事件直前の映像を鑑定した大学教授が「映像に写った人物と被告は特徴が一致し、同じ人物と考えて矛盾はない」と証言しました。
3年前の5月、舞鶴市朝来中の川岸で、当時15歳で高校1年生の小杉美穂さんが、頭や顔を鈍器で殴られて殺害されました。
近くに住む、無職の中勝美被告(62)がおととし年4月、殺人などの罪で起訴され、被告は、去年12月の初公判で「全部でたらめでまちがいです」と述べ、無罪を主張しています。
直接的な証拠がない中、検察は、事件現場に通じる道路にある複数の防犯カメラの映像に小杉さんと歩く被告が写っていて事件直前、2人は一緒にいたと主張しているのに対して被告の弁護士は、映像は人物の特徴を指摘できるほど鮮明なものではないと主張しています。
京都地方裁判所で9日開かれた裁判では、防犯カメラの映像を鑑定した大学教授が証言しました。
この中で大学教授は「防犯カメラに写った人物と被告は耳や周辺の特徴が一致し、同じ人物と考えて矛盾はない」と証言した上で、「人物の特徴を捉えることが十分に可能な程度に写っていて鑑定に問題はない」と述べました。
裁判の審理は、今年3月にかけて、10日も含め7回予定されています。
02月09日 18時54分
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