2011年2月9日20時25分
岡本ホテルの被害対策弁護団は9日会見し、被害者を狙って預託金の返還手数料名目で現金をだまし取る振り込め詐欺が続発していることを明らかにした。弁護団は「会員名簿が流出しているようだ。二次被害に遭わないようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
弁護団によると、昨年末ごろから会員宅に「阪経インタートレード」などを名乗る電話が相次いでいる。「6〜7割が返還される」「債権を買い取る」と持ちかけ、手数料を指定口座に振り込むように求めて現金をだまし取られた被害者もいるという。
弁護団は全国の被害者667人の代理人として、岡本ホテルシステムズを相手取って預託金の返還訴訟を行っている。青木秀樹弁護士は「逮捕された幹部ら個人に対しても損害請求する」としている。
相談は弁護団(03・3261・8330)。受け付けは平日午前11時〜午後4時。