阿久根市:議会リコール住民投票 2月20日投開票

2011年1月7日 21時36分

 鹿児島県阿久根市の市民団体、阿久根市議会リコール実行委員会(石沢正彰委員長)は7日、市議会解散の直接請求(リコール)を市選挙管理委員会に本請求した。これを受け市選管は住民投票の日程を1月31日告示、2月20日投開票と決定。昨年12月の竹原信一前市長解職の住民投票に続く住民投票となる。

 竹原前市長を支持する実行委が提出した9265人分の署名のうち8768人分が有効で、住民投票に必要な有権者の3分の1(6635人)を超えた。住民投票で有効票の過半数が賛成すれば議会は解散、40日以内に出直し市議選となる。市議会(定数16、欠員2)は反竹原派が12人を占めており、市長解職の住民投票、16日投開票の出直し市長選に続く、市を二分する激戦が予想される。

 本請求後、会見した石沢委員長は「民意を聞かない議会では絶対ダメだという思いが集約された。必ず解散に追い込みたい」と話した。一方、浜之上大成議長は「議会として真摯(しんし)に受け止め反省しなければならない。ルールにのっとって努力してきたつもりだが、説明が不足していた点もある」と語った。

 同市では国立療養所の民間移譲を巡って89年、議会解散のリコールが成立、出直し市議選が行われた。【馬場茂、村尾哲】

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