2011年1月6日 21時40分
鹿児島県阿久根市選挙管理委員会は6日、市議会解散の直接請求(リコール)を目指して市民団体が提出した署名の有効数を8768人と確定し発表した。住民投票に必要な有権者の3分の1(6635人)を超えており市民団体は7日、本請求する。竹原信一前市長解職に続き、議会解散の是非を問う住民投票が確実になった。
市議会は定数16、欠員2。反竹原派が12人を占める。前市長を支持する「阿久根市議会リコール実行委員会」(石沢正彰委員長)が提出した署名9265人分のうち、市選管は8809人分を有効としたが、611人分の異議を受けて再審査、41人分を無効とした。
住民投票は地方自治法が本請求から60日以内に実施と規定するため、2月中にも行われる。有効票の過半数が賛成すれば議会は解散、40日以内に出直し市議選となる。石沢委員長は「議会を解散に追い込み、出直し市議選に竹原支持者9人を立て議会過半数を目指したい」と話した。【馬場茂】