2011年1月6日 2時30分 更新:1月6日 3時44分
シャープは電子書籍に対応したタブレット型多機能携帯端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」の店頭販売を今年前半にも始める。現在は全国の家電量販店やコンビニエンスストアから専用の申込書を郵送するか、専用ホームページから申し込み、商品の到着までに2~7日かかっているが、通常の家電製品と同じく店頭で購入できるようになる。
シャープが10年12月10日に国内で先行発売したガラパゴスは、販売台数が一気に増加すると、電子書籍の通信システムに過大な負荷がかかることが予想されたため、出荷台数をコントロールしやすい通信販売のみに限っていた。しかし、発売から1カ月近くたち、店頭販売に踏み切ることになった。
電子書籍対応の多機能携帯端末はパナソニックの新規参入が予想され、シャープは店頭販売で優位性をアピールする戦略のようだ。【南敦子、宇都宮裕一】