菅首相:税制と社会保障の一体改革「政治的な生命かけて」

2011年1月5日 23時36分

 菅直人首相は5日夜、テレビ朝日の報道番組に出演し、消費税引き上げを含む税制と社会保障の一体改革について「国民にある程度負担をしていただいても、社会保障を安心できるものにしなければならない。政治的な生命をかけてやる覚悟で臨みたい」と、政権の重要課題として取り組む決意を強調した。

 民主党の小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題に関しては「国民に厳しいことをお願いしなければいけないわけだから、政治家、政治が信頼を取り戻すことが必要だ」と述べ、小沢氏が強制起訴された場合には出処進退の判断を求める考えを改めて表明。党として離党勧告を行うかについては「政治家は本来、国民の声で行動を決める。しっかりとした判断をされるだろう」と自発的な離党を期待するにとどめた。

 首相はまた、貿易を自由化する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について「参加するのに必要な農業対策を検討している」と述べ、参加へ向け農地利用の規制緩和を進める考えを示した。【吉永康朗】

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