神戸に本拠を置く国内最大の指定暴力団「山口組」の組長が、今年4月に刑務所から出所するのを前に兵庫県警が対策会議を開きました。 9日の会議には兵庫県警の本部長を始め、暴力団対策に当たる刑事部や組織犯罪対策局のほか、関係部署以外の幹部も参加し強い意気込みを示しました。 現在、銃刀法違反の罪で服役中の山口組組長、篠田建市受刑者が今年4月に出所する予定で、会議では各部が連携していくことが確認されました。 「実効性の高い組織犯罪対策を推し進めるための議論を尽くし、各部門が有機的に連携して着実に推進していただく」(兵庫県警 坂 明本部長) 兵庫県では篠田受刑者の出所と合わせる対策として、4月から住宅街や学校の近くに暴力団組長らの新たな滞在拠点設置を禁止する「暴力団排除条例」が施行される予定です。 (02/09 19:06)