中国:消費者物価5.1%上昇 11月インフレ拡大

2010年12月11日 11時24分 更新:12月11日 16時0分

 【北京・浦松丈二】中国国家統計局は11日、11月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比5.1%上昇したと発表した。同6.3%上昇を記録した08年7月以来、2年4カ月ぶりの高水準となった。同4.4%上昇だった10月を大幅に上回り、上昇率を「3%」とする政府目標も5カ月連続で上回った。不動産投資や経済の過熱によるインフレが拡大している。

 11月の生産者物価指数(PPI)も同6.1%上昇と10月の同5.0%上昇を上回った。原材料の価格上昇圧力が根強いことを示しており、今後も製品価格に転嫁されてCPIを押し上げる可能性がある。

 中国人民銀行(中央銀行)は10日、金融機関の預金準備率を20日から0.5%引き上げると発表。11月も預金準備率を2度引き上げ、金融引き締めでインフレを抑制する強い姿勢を示している。

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