政治【党首討論】「解散」意識 崖っぷちの菅・谷垣両党首+(1/2ページ)(2011.2.9 21:42

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【党首討論】
「解散」意識 崖っぷちの菅・谷垣両党首

2011.2.9 21:42 (1/2ページ)
党首討論で指さしながら攻め立てる自民党の谷垣禎一総裁(右)と発言を求めて挙手する菅直人首相(左)=9日午後、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)

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党首討論で指さしながら攻め立てる自民党の谷垣禎一総裁(右)と発言を求めて挙手する菅直人首相(左)=9日午後、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影)

 菅直人首相(民主党代表)と自民党の谷垣禎一総裁による初の党首討論は、両者が「解散」の2文字を強く意識した論争となった。「マニフェスト(政権公約)を作り直して国民の声を聴くことが必要だ」と解散・総選挙を迫る谷垣氏。「議論もしないで『まず解散だ』と言うのは国民より党の利益を優先させる提案だ」と拒否する首相。「解散」をめぐる2人の駆け引きは、「3月危機」の可能性を予感させた。(船津寛、佐々木美恵)

 今思えば、見事な「予言」だった。

 「政権はそう遠くない時期に運営ができなくなってしまうのではないか。それを正面突破するとすれば『早期の解散』ということになるし、結果として『のたれ死』にする可能性も強くなっている」

 発言の主は他ならぬ菅首相。平成20年8月、民主党代表代行としての記者会見で当時の福田康夫政権を評したものだが、現政権の置かれた状況ともぴったり符合する。

 今の首相が政権運営の崖っぷちに立たされていることは明白だ。国会審議を通じて次々と明らかになるマニフェスト(政権公約)の破綻、ケジメを付けられない「政治とカネ」問題…。なかでも、23年度予算案の関連法案の年度内成立を実現できなければ、首相の政治責任に直結する。

 「カド番に立ったから八百長相撲にのってくれといわれてものれない」

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