地方独協医大で「不正論文」の告発 栃木2011.2.9 02:39

  • [PR]

[地方]ニュース

独協医大で「不正論文」の告発 栃木

2011.2.9 02:39

 独協医大(壬生町北小林)の内科系の研究グループが研究論文の写真データを流用したり、論文を二重投稿したりしていたとする告発文書が寺野彰学長あてに届き、大学は調査委員会(委員長・寺野学長)を設置し、事実関係の調査に乗り出す。

 同大によると、1月31日に個人名で、大学教授らグループ9人の実名を挙げて、研究の不正をただす告発文書が届いた。文書は、文部科学省の外郭団体や厚生労働省などの科学研究費補助金を使ったグループの研究で、写真データを加工して流用し、複数の学術誌などに同じ内容の論文が掲載されていることなどを指摘。問題の論文は27編、43事項に及ぶとしている。

 文書は1月28日付で、同じころ、告発者はインターネットのブログにも同内容を掲載している。

 大学側は告発を受けて、事実関係を調べるための調査委員会の第1回会合を9日に開くことにしている。大学は「事実を確認し、問題があれば、対応を考える」と話している。

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital