相撲協会の八百長問題について、民主党が批判逸らしのために仕組んだものだといった陰謀論がありますが、この問題を探ると民主党の議員が出てくるので、それは無いかなと思います。
野球賭博がそうであったように、警視庁の暴力団壊滅作戦の一環かと。

この問題は複雑で歴史も深く、何から話せばいいのやら難しいのですが、まずはそうですね、武富士と言う会社がありまして、株式上場に際して山口組系暴力団の力を借りたわけです。

憚(はばか)りながら
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この武富士が弘中弁護士に依頼し、週刊金曜日の批判報道を押さえつけるべく名誉棄損だと高額の賠償金を要求した恫喝訴訟を仕掛けまして、見事敗訴されたわけです。
小沢一郎さんも週刊現代との裁判で負けていて、今度また刑事で弘中さんが弁護されるとのこと。
そして週刊現代に暴力団と親密な関係にあると報じられた細木数子さんが講談社に6億円よこせと恫喝訴訟を仕掛けたものの、山口組系暴力団に陳述を依頼し自ら暴力団との関わりを明らかにして敗訴。
そんな細木さんのお気に入りでロールス・ロイスを貸し与えてもらってたのが横綱朝青龍。
彼も細木さん同様、相撲協会と講談社に八百長なんかしてない名誉棄損だと裁判を仕掛けたのは皆さんもご存じの通りです。

そして朝青龍は山口組系暴力団との関わりが深いスルガコーポレーションの広告塔だったと、週刊文春に報じられました。
スルガが地上げを依頼した光誉実業が若島津のタニマチで大阪場所の宿舎を貸していたりするわけで、相撲協会の村上副理事長もスルガの監査だったりもするのです。
この光誉がTSKビルの地上げにも絡んでいて、この件には弁護士として仙石さんや辻恵(小沢派)さんの名前も出てきます。

そんなわけなので、民主党が相撲協会をスケープゴートにするというのは考えにくいわけです。