3年前、京都府舞鶴市で女子高校生を殺害した罪に問われている男の裁判で、逮捕の決め手となった防犯カメラの映像の鑑定人が出廷し「映っている人物は被告と同一人物の可能性が極めて高い」と証言しました。 2008年5月、舞鶴市の雑木林で高校1年生だった小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件は決定的な証拠がない中、警察は現場近くに設置された防犯カメラの映像をもとに中勝美被告(62)を逮捕しました。 中被告はこれまで一貫して無罪を主張していますが、9日の公判では防犯カメラの映像を鑑定した大学教授が検察側の証人として出廷し、「映像に映っている人物は耳の形や後ろ姿などが中被告の特徴と全く矛盾なく重なる」と述べました。 一方、弁護側は「映像と被告の写真を比べると頭髪の量が異なる」などと、鑑定の正確性に疑問があると指摘しました。 (02/09 12:10)