中勝美被告 京都地裁
京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた無職、中勝美被告(62)の第2回公判が27日、京都地裁(笹野明義裁判長)で開かれた。
事件直前に中被告が訪れたとされる飲食店の女性店員の証人尋問が行われた。女性店員は「常連客で“山本”と名乗っていた」と中被告を指差すと、中被告は一瞬、動揺したように身体を前後に揺らした。
女性店員は、事件直前の平成20年5月6日午後10時から翌7日午前1時までの間、中被告が飲食店にいたと説明。「タクシーを呼ぶかどうか聞くと、いつものように『自転車で帰る』と言って帰った」と話した。また、事件後に中被告が店に来たときは「タクシーで帰った」などと証言した。
この日は、女性店員のほか、自転車を押しながら小杉さんと話す中被告を見たという男性ら2人が出廷する予定。検察側は中被告が小杉さんと一緒にいたと主張しているが、弁護側は「目撃者の証言は信用性に欠ける」としている。
起訴状によると、中被告は平成20年5月7日、小杉さんに乱暴しようとして抵抗されたことに激高し、頭部や顔を鈍器で殴り殺害したとされる。中被告は無罪を主張している。
(2011.1.27 産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110127/trl11012711560043-n1.htm
京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた中勝美被告(62)の第2回公判が27日、京都地裁(笹野明義裁判長)で開かれ、事件前に中被告を目撃したとする3人や捜査にあたった検事ら検察側証人の尋問が行われた。
目撃者のうちトラック運転手の男性は検察側の質問に対し、事件当日の未明、遺体発見現場近くの交差点で信号待ちをする若い女性の隣で自転車を押す中被告を見たと証言。「黒い野球帽をかぶっていた」などと述べた。これに対し弁護側は、男性が警察に事情を聴かれた際には野球帽に言及していなかったと指摘し、「証言に変遷がある」と主張した。
また、捜査段階にこの男性から事情を聴いた検事が「男性に複数の顔写真を見せると、迷わず中被告の写真を選んだ」と証言。一方、弁護側はそれ以前に京都府警の刑事が中被告の顔写真を見せていたとし、「先入観で選んだのでは」と疑問を投げかけた。
中被告は初公判で無罪を主張。この日は中被告が目撃者の男性を指さして「この人が犯人です」と発言する一幕もあった。
(2011.1.27 産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110127/crm11012720110261-n1.htm
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確かに男性並みに堂々と証言したほうが中被告にプレッシャーを掛けられると言えばそれまでですが…
中被告は、真犯人は別にいると具体的な名前を出していたようですが、
この目撃者のことですかね。
心象としては限りなくクロに近いですが、
状況証拠の積み重ねでの公判、どういう判決になるのか興味津津。
ゾンビさん
こんばんは。
証人として出廷した女性店員については、被告とは客として顔馴染みですから別に正体を隠す必要はないでしょう。
被告が真犯人は別にいると名指しを続けていますが、
これは弁護人も問題視していない(笑)
中被告も強かな面をみせていますが、実は軽度の知的障害があるとも言われています。
しかし、犯行を重ねてきた中で学習し「知恵」がついている。
弁護側は、検察が積み重ねてきた状況証拠の一端でも切り崩せばすべてがバラバラと崩れ去ると厳しく追及してくるでしょうね。
いろいろな面で関心をもって注視していきましょう。