【栃木】男性教授の研究グループ 科研費で不正行為か 独協医大学2011年2月9日 独協医大(壬生町)の内科学の男性教授(56)を中心とする研究グループが、厚生労働省などの科学研究費補助金(科研費)を使った研究で不正行為をした疑いがあることが分かった。同大は有識者を交えた調査委員会を設置し、事実関係の確認に乗り出した。一、二カ月以内に調査結果を公表する。 不正の疑いは、同大に寄せられた告発文書で浮上した。文書は、科研費を用いた研究で実験データや画像を流用、改ざんするなどして二〇〇二〜一一年、複数の国際的な学術雑誌に投稿したと指摘。学会などで禁じている論文の二重投稿もあったとし、二十七の論文を調べるよう求めている。 告発者の男性は本紙の取材に「研究結果が虚偽と知らずに参考にしてしまう恐れもあり、多くの研究者が迷惑する」と話した。 同大では〇七年、教授らが科研費約一億七千万円を不正にプールしていた問題が発覚。科研費の一部を返還し、教授らは科研費の応募資格停止の処分を受けた。 (小倉貞俊) PR情報
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