朝鮮学校 さかのぼって支給も
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朝鮮学校 さかのぼって支給も

2月9日 4時19分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北朝鮮による砲撃のあと、審査手続きが停止している朝鮮学校の授業料の実質無償化の問題で、文部科学省は、決着が来年度にずれ込む可能性が高まっているとして、朝鮮学校の生徒への支援金を、年度をさかのぼって支給する方法なども検討することにしています。

朝鮮学校の授業料の実質無償化を巡っては、去年11月の北朝鮮による砲撃のあと、菅総理大臣の指示で審査手続きが停止され、朝鮮学校側が異議を申し立てましたが、文部科学省は、今月4日、申し立てを退け、手続きの再開に応じないことを決めました。朝鮮学校側は、今の3年生が卒業するまでに手続きを再開し、無償化を決めるよう求めていますが、高木文部科学大臣は「今年度中に結論を出したいが、手続きの再開には朝鮮半島の緊張緩和など情勢の変化が必要だ」としています。このため、問題の決着が来年度にずれ込み、公立高校の授業料に相当する額を私立学校などの生徒に支給する「支援金」を今年度中に朝鮮学校の3年生に支給することはできなくなる可能性が高まっていることから、文部科学省は支援金を年度をさかのぼって支給する方法なども検討することにしています。