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【プロ野球】

佑、初ダメ出し フィールディングで何度も追試

2011年2月9日 紙面から

正座してダルビッシュ(右)の話を聞く斎藤=沖縄・名護市の21世紀の森公園で(佐藤哲紀撮影)

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 日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が8日、名護キャンプでプロ初の“ダメ出し”を食らった。直訴して臨んだフィールディング練習で、コーチから何度も課題を指摘された。斎藤も守備の重要性を認識。今後はゴールデングラブ賞を8度獲得した元巨人の桑田真澄氏(42)ばりの守備力を身に付けると宣言。卓越した投球術と野手顔負けのフィールディングで通算173勝を挙げた桑田氏を理想の投手像に掲げ、鍛錬していく。

 朝のアップ中に名護市営球場では初めてとなるサインを解禁した斎藤。ファンサービスをする余裕も生まれてきたが、フィールディング練習では大きな宿題が見つかった。サブグラウンドで行われた特守でのことだ。参加メンバーはダルビッシュ、植村、中村勝、それに直訴して加わった斎藤の4人。芝草投手コーチが目を光らせる中、バント処理を想定し、二塁への送球練習を繰り返した。

 ところが、ルーキーの斎藤だけが追試を課された。3度、4度…。斎藤の番になるたびに芝草コーチは練習を止め、足の運びやターンの仕方を熱血指導した。プロ入りして初めてと言って良い“ダメ出し”だった。

 もともとフィールディングには定評がある斎藤だが、芝草コーチは「今までは本人のセンスだけでやっていた」と指摘。吉井投手コーチも「下手ではないんだけど格好が不細工」と課題を掲げた。弱点というほどではないにせよ、プロの目から見ればまだまだ改善点があった。

 斎藤も「(フィールディングは)今後も大事になってくる。しっかり練習して、そこでのミスをなくしていきたい。自信を持ってやってきた部分なので」と守備の重要性を自覚している。そこで目標に設定したのが桑田真澄氏だ。

 「フィールディングが上手なイメージなのは桑田さん。見習っていきたい。投球もそうだけど、桑田さんぐらいの活躍ができればそれに越したことはない」

 プロではくしくも同じ18番を背負うことになった斎藤と桑田氏には共通点も多い。ともに高校時代に夏の甲子園で優勝投手に。174センチ80キロだった桑田氏に対し、斎藤は176センチ76キロとプロとしては小柄な体格面の条件も酷似。斎藤も総合力で勝負するタイプのピッチャーだけに、桑田氏ばりの守備力が身に付けられれば、鬼に金棒となりそうだ。 (臼杵秀之)

 

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