日本相撲協会は8日、9日に両国国技館で臨時理事会を開くと発表した。春場所で力士に支払われるはずだった手当や、番付の処遇について話し合う。
協会関係者によると、編成済みの番付は、春場所の番付が発表されるはずだった28日から適用する見込みで、幕下から十両に昇進する力士は関取待遇となる。幕下は原則無給。十両なら月給は約103万円となる。1月26日の番付編成会議で発表された3人の再十両力士には、どの待遇が適用されるかは大きな問題だった。
再十両の1人、益荒海は「気になりますよね。テーピング代だけで月に2万か3万円かかる。幕下以下だったら特につらい」と切実な懐事情を訴えていた。理事会では、解雇・除名処分を受けた力士が出た場合に番付を編成し直すかどうかも話し合う。
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