人生に(主に原稿に)つかれたおじさんはなけなしの金を片手に場末のソープへと訪れていた。もう、何もかもどうでもよかった。死…おじさんの目の前をそいつはわざとらしく横切っている。ちくしょう…ちくしょう…おじさんのようなキモオタ独おとこが一人消えたところで誰も悲しみはしない。
おじさん好みの童顔マッチョをおねがいしてお呼ばれするまで待っていると、修羅場にくたびれたこかんがすでにモリモリ状態だった。疲労おっきってやつだ。
それにしてもこんなところではたらいている嬢は、いったいどんな人生をあゆんでるんだろうな。やはりおじさんのように疲れているのかもしれない。おじさんはやけくそで、しかもモリモリだったからバカナことを考え始めた。みもしらずの嬢と心中してやろうというつもりになっていたのだ。部屋にはいると、準備万端の嬢がおった。
「こんにちはーはじめましてそれがし、とくがわいえやす!ケツ穴の力で天下を統べる!よろしくな〜!」
なかなか可愛い嬢だった。おじさんの最後の相手としては極上である。
「はい!服ぬいで、このマットにねっころがってくれな〜」といいながら嬢はなれた手つきでろーそんを体にぬりたくりはじめた。その目は…こんなところで働く嬢とは思えぬほどキラキラしていておじさんは目をあわせられず、嬢がやさしく話しかけてくれても「フヒヒ…」としか言えずに居た。
ろくに会話もしようとしない、目さえもあわせない、なのに股間はギンギンというおじさんが気味悪いらしく、途中から嬢も無言になってシマッタ。ちら見するとなんだかショボーンとしてて胸が痛んだが気のきいた言葉ひとつ浮かばない…
「あっ、あのっあのブヒッあwせdrftgy」
「ん?なんか言ったか?」
「フヒッ…ぶぶばばば」
「ふふふ!シャイなのか!?そんなに緊張しなくていいんだぞ!」
天使や・・・・・・・・・・・・嬢が天使すぎることもあって、感動しつつ、目を逸らしながらおじさんも奮闘した。
「すびばせんwwwボク君みたいなささささわやかイケメンンンとは、は、話たことなっくて…ブヒヒ」
みごとにどもってしまった。顔は真っ赤でさっきから緊張で汗がとまらない。まだ風呂にもつかってないというのに、髪と顔が滝をかぶったようにビシャビシャになっている。腋臭が気になってきた…シニタイ…
「水臭いな、これから絆する仲じゃないかwwwいえやすと名で呼んでくれても構わないんだぞ!?むしろそうしてくれ!」
「エッ!????/////」
この嬢もしかしておじさんに惚れてるんじゃあ…そう考えるとテンションも気も大きくなった
「じゃ、じゃあ…いえやすくん…フヒヒッ!!」
「うんうん^^やっぱり楽しく絆しないとな!コミュニケーションが重要なんだ!ワシもエモも、遠慮してたら気持ちよくないだろう?どんどん言ってくれていいんだからな!w」
な、な、な、なんていい子なんだ〜〜この世に天使が居たなんて…しかもこんな場末のそーぷに…おじさんのすさんだ心が急激に癒されていく…
つきあいたいよおお・・・・・・・・・突き合いたいよおおおおおおおお・・・・・・・・・・・
はあ…なにやってるんだろう…原稿…