だがネット言論の世界ではデモを称賛する声が相次いだ。しかもこの「追放デモ」は在特会に急成長を促す原動力ともなったのであった。
在特会広報局長の米田は言う。
「エポックと言ってもよいでしょう。このデモの動画が評判となり、会員が爆発的に増えたのです。しかもこれをきっかけに海外メディアからも注目されるようになり、ますます在特会は知名度を高めていったのです」
このように、在特会にとってデモや集会を撮影した動画は、“集客効果”を高めるための最大のツールとして機能している。実際、私が取材した在特会会員のほとんどが“入り口”として動画の存在を指摘した。
大分支部に所属する自動車整備士の男性(39歳)は、愛車である白いミニバンの中に、約100枚のDVDを積んでいた。なんとこれ、すべて在特会の動画を「焼いた(ダビングした)」ものだという。彼もまた、桜井の演説動画を目にしたことが在特会入会のきっかけとなったひとりだが、自宅のパソコンで動画を視聴するだけでは飽き足らず、車載のDVD再生機を用い、毎日の通勤時間をも動画視聴にあてている。
「動画の力はすごいと思う。ストレートに言葉が伝わってくる。僕も初めて在特会の動画に接したときは衝撃を受けましたよ。堂々と『朝鮮人は出て行け!』なんて叫ぶ人、見たことありませんでしたからね」
ちなみに、もともと朝鮮人に対する恨みや反発があったわけではないと彼は強調する。
「北朝鮮のミサイル実験や、なんといっても拉致問題。これだけはどうしても許せなかった。そうした思いをずっと抱いていたときに、ネット検索の過程で出会ったのが在特会。北朝鮮だけではなく、在日の存在も日本を危機に追いやっているのだと理解することができました」
在日の友人もいるが、「朝鮮人を叩き出せ」という主張に違和感はないと話す。
「刺激が強すぎるかもしれないけれど、その言葉によって、多くの人が在日特権について興味を持ってくれる。注目してもらえる。実際に一人残らず叩き出すことなんて不可能であることは知っていますが、せめて人々に在日特権のことを知ってもらいたい」
その日初めて街宣に参加したという農家の男性(32歳)は、「従来の保守は手ぬるい。在日問題を避けてきたとしか思えない」と話す。
コメントの投稿
Posts: 9
Reply #7 on : 2011/02/02 13:08:58
Posts: 9
Reply #6 on : 2011/02/01 18:55:34
Posts: 9
Reply #5 on : 2011/02/01 11:36:59
Posts: 9
Reply #4 on : 2011/02/01 09:54:01
Posts: 9
Reply #3 on : 2011/01/31 23:08:58
Posts: 9
Reply #2 on : 2011/01/31 22:35:59
Posts: 9
Reply #1 on : 2011/01/31 22:03:20