ロシア空港テロで犯行声明
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ロシア空港テロで犯行声明

2月8日 11時58分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ロシアのモスクワ郊外にある国際空港で先月、爆弾テロが起き、36人が死亡した事件で、南部の北カフカス地方を拠点とするイスラム過激派が犯行声明を出し、今後もテロを続けると警告しました。

この事件は、先月24日、モスクワ郊外のドモジェドボ国際空港の到着ターミナルで爆弾テロが起き、これまでに36人が死亡したものです。この事件について、南部の北カフカス地方に拠点を置き、この地域にイスラム国家の樹立を目指すイスラム過激派の武装勢力の指導者、ドク・ウマロフ容疑者が7日、インターネットのサイトに本人の映像による犯行声明を出しました。この中で、ウマロフ容疑者は「私が命令した特殊作戦だ」と、みずからテロを指揮したことを認めたうえで、「こうした作戦はいつでもどこでも実行できる」と述べ、今後もテロを続けると警告しました。ウマロフ容疑者は、去年3月にモスクワの地下鉄で起きた連続自爆テロについても、今回と同じ過激派とつながりが深いとされるインターネットのサイトを通じて犯行声明を出しており、ロシア当局からテロや殺人の容疑で指名手配されています。ロシアでは、来年のウラジオストクでのAPEC=アジア太平洋経済協力会議に続いて、3年後にはソチでの冬のオリンピックなど、国際的なイベントが相次いで開催される予定で、政府はテロ対策に全力を挙げる方針を示しています。