就活:既に1人57社 大学3年「より早く、より多く」

2010年12月10日 22時43分

 就職活動が事実上始まった大学3年生や12年新卒予定の大学院生が、11月時点で1人あたり既に57社にアプローチしていることが採用コンサルタント会社「レジェンダ・コーポレーション」(東京都新宿区)の調査で分かった。3人に1人は、9月以前から企業の合同説明会に参加している。「超氷河期」といわれる就職戦線で、学生が「より早く、より多く」動いている実態が浮かんだ。

 調査は11月10~16日にインターネットで実施し、大学3年生と大学院生約1万6000人が回答した。

 資料請求や説明会参加の申し込みをしたエントリー数は1人あたり56.9社。また今後のエントリー予定は1人あたり54.6社で、既に済ませた分を加えると110社超になり、現大学4年生と11年新卒予定の大学院生が実際にエントリーした90.0社(5月時点)を上回る。

 合同説明会は77.6%、インターンシップ(就業体験)は41.3%の学生が経験済み。レ社は「学生は例年以上に就職活動への不安や焦りを抱いているようだ」とみている。【遠藤拓】

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