ソニー、シャープ:「リーダー」「ガラパゴス」発売

2010年12月10日 11時30分 更新:12月10日 17時44分

発売されたソニーの電子書籍用端末「リーダー」=東京都新宿区で2010年12月10日、梅田麻衣子撮影
発売されたソニーの電子書籍用端末「リーダー」=東京都新宿区で2010年12月10日、梅田麻衣子撮影

 ソニーは10日、国内向けの電子書籍専用端末「リーダー」を発売した。シャープも同日、電子書籍対応の多機能端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を発売。両社とも製品を広くアピールしようと家電量販店だけでなく、書店やコンビニエンスストアでの取り扱いも始めた。有力端末の登場で電子書籍の本格普及に弾みがつくか、注目される。

 ソニーは家電量販店や直営店に加え、紀伊国屋書店3店舗でもリーダーの販売を開始した。リーダーは読んでも目が疲れにくいとされる電子ペーパーを使っており、文庫本と同程度の大きさながら電子書籍約1400冊を保存できる。こうした特徴を本好きにアピールしようと同店新宿本店(東京都新宿区)には体験コーナーが設置された。端末を操作していた東京都町田市の経営コンサルタントの男性(74)は「文字が鮮明で驚いた。拡大鏡を持ち歩かず読めるので、購入したい」と話した。

 一方、シャープは全国2万3758店舗のコンビニでガラパゴスの取り次ぎを始め、ローソン四谷左門町店(東京都新宿区)などで体験イベントが行われた。ソニーは1万数千冊、シャープは2万4000冊を準備した。【弘田恭子】

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