ジョン・レノン:世界で30年追悼集会 メディアも特集

2010年12月9日 11時56分 更新:12月9日 12時2分

記念広場「ストロベリー・フィールズ」に集まったファンら=2010年12月8日、AP
記念広場「ストロベリー・フィールズ」に集まったファンら=2010年12月8日、AP

 【ニューヨーク山科武司】元ビートルズのジョン・レノンがニューヨークで凶弾に倒れて丸30年を迎えた8日、世界各地で追悼の催しが開かれた。ニューヨークの自宅アパート近くにある記念広場「ストロベリー・フィールズ」には、朝から花束や記念品を持ったファンが大勢集まり、ヒット曲「IMAGINE(イマジン)」の文字が地面に埋め込まれたモニュメントの周囲で合唱。日没後はキャンドルサービスが行われた。

 「ビートルズを聴いて育った」というヨガ教師のアンジー・デラクロックスさん(55)は「平和のために何かしたくなるわ」。「父親のように思っていた」と語る建築デザイナーのマリー・グレースさん(60)は「彼は人生のあらゆることを探求し尽くした」とたたえた。

 レノンの生地・英国のリバプールでもキャンドルサービスが行われた。カリフォルニア州ハリウッドでも催される。

 30年の節目とあって、多くのメディアがこの年月を回顧した。ドキュメンタリー番組を4日に放映したCNNは、ウェブで「30年前、あなたは何をしていましたか」と尋ね、回答が多数寄せられた。8日付のニューヨーク・タイムズ紙は妻オノ・ヨーコさんの寄稿文を掲載。オノさんは「当時、若者は笑いあっていました。今の若者は悲しく怒っているように見えます」と述べた。

 10日発売予定のローリングストーン誌は、事件3日前の、生前最後のインタビュー全文を掲載する。AP通信によると、レノンは目標を成し遂げるために「長い歳月を費やした」と感慨深げに語っていたという。

top

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド