2010年12月9日 12時58分
政府は9日、予算に関する閣僚委員会を開き、11年度予算の基本方針を協議、予算編成にあたり国債費を除く一般歳出の上限を前年度当初予算並みの約71兆円とするとともに、新規国債発行額を約44兆円以下に抑えることを確認した。
菅直人首相は閣僚委の冒頭、「あと2週間ほどで(11年度)予算(案)をほぼ固めなければならない。(予算編成では)成長と雇用を柱にし、日本の元気を取り戻す大きなきっかけにしたい」と強調。政府が6月に取りまとめた「新成長戦略」などの施策に予算を重点配分する意向を示した。政府は来週中にこれらの内容を盛り込んだ予算の基本方針を閣議決定したい考えだ。。【谷川貴史】