7日開かれた河村たかし名古屋市長の会見の主な内容は次の通り。
--次の市議選での減税日本の応援と公務とのやりくりは。
公務はいささかもミスのないように、怠らないようにやるのが当たり前だ。減税を否決する議会を変えるのは公務と同じ。政治の方も相当力を入れないといけない。
--平日昼間も(応援に)行くのか。
そういうことも出てくる。
--出直し市議選後の議会は、いつ招集するのか。
手続き的なことがあるので確定的には言えないが、できるだけ早く招集したい。予算や関連の条例を議決いただきたい。
--地域委員会(に関する費用)は当初予算に入るのか。
地域委は全市への拡大を阻止されていた。今回の民意から言うと入れないといけない。
--三つの公約(減税、地域委、議員報酬半減)は盛り込むか。
なるべく早く出さなければ(議案を提出しなければ)いけない。必ず3月に出すかは保留したい。(議会解散に賛成した)69万人の民意に応えるためには、可及的速やかに条例案を出すことが責任だ。減税は2012年度、県と一緒になるが、実務的な調整はいる。
--市議選で(定数の)過半数を確保できるか。
「今の議員ではいけない。変わりなさい」と(市民が)言った。確か(前回市議選の)市議の票は全部足して60万票。手ごたえは十分感じる。
--減税日本の立候補予定者は選挙経験がない人ばかりだ。
公約三つだけは少なくとも実現したい。党議拘束せずにやりたい。市長が言っていることを全部通そうという気持ちはさらさらない。今までは裏で議会と市長が手を握った八百長という世界だったのではないか。
--議員報酬は段階的に下げて4年後に年800万円にする考えか。
市議会11月定例会に条例案を出し、特段の事情がない限り、これが一番いいと答弁したが、これだけ議会を変えてほしいというのに4年後で本当にいいか(考えなければならない)。
--再考の余地が?
ある。
--直ちに800万という民意か。
一気に800万円はどうかという意見もあったので、ちょっと考えたい。
--12年度に20%減税という話もあった。
ありえる。本来11年度に減税すべきだった金があるので考えてみないといけない。公約を貫くことが大事だ。
--中京独立戦略本部はいつから。
今月内に絵姿を作り、人選はもう少し後に。
--人数は。
これから考える。
--「中京都構想」は、どういう方向に向かうか。
一つの司令塔でやるので、(市も県も計画している)陽子線がん治療施設も使える。医療計画は県で策定しているし。有機的だ。
所得税は「名古屋・愛知国」で取って、国からの請求に従って支払うと日本は良くなる。実効が伴うし、パワーが違う。
毎日新聞 2011年2月8日 地方版