米軍トップ:日米韓連携強化を確認 防衛相らと会談

2010年12月9日 11時29分 更新:12月9日 12時56分

会談前に握手する北沢俊美防衛相(右)とマイケル・マレン米統合参謀本部議長=防衛省で2010年12月9日午前10時37分、久保玲撮影
会談前に握手する北沢俊美防衛相(右)とマイケル・マレン米統合参謀本部議長=防衛省で2010年12月9日午前10時37分、久保玲撮影

 北沢俊美防衛相は9日午前、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長と防衛省で会談し、北朝鮮の砲撃事件を受け、日米韓3カ国の防衛協力を強化することで一致。北朝鮮を抑止し事態を悪化させないよう対応していくことでも合意した。

 同議長は、緊迫化する朝鮮半島情勢を「非常に難しい時期の始まりの段階」と指摘。その上で「北朝鮮の挑発を止めることが重要だ。政府全体として対応できるよう、(協力関係を)戦略的レベルに引き上げたい。北朝鮮には警告を出していくことが大事だ」と述べた。北沢氏は「状況をエスカレートさせないとの立場に共感する」と応じた。

 これに先立ち、同議長は折木良一統合幕僚長とも会談、「日米韓の軍事的な3カ国関係についてさまざまな協議をしたい。朝鮮半島での出来事は、私たちに大きな課題を突きつけたが、一緒に対応する体制が必要だ」と強調した。

 同議長は8日にソウル市内で、韓国の韓民求・合同参謀本部議長と会談。その後の記者会見で、米韓軍事演習などへの日本の積極関与を求めた。【坂口裕彦】

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