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県勢初の21世紀枠で甲子園に出場する川島高野球部監督
北谷雄一(きただに・ゆういち)さん   2010/1/30 11:21
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県勢初の21世紀枠で甲子園に出場する川島高野球部監督 母校を甲子園に-。赴任3年目で後輩とともに夢をかなえた。川島OBではあるが、高校時代は勉強との両立もあり野球部には入らなかった。それだけに川島と書かれたユニホームへのあこがれは人一倍強く「格別の感慨がある」と話す。

 野球と本格的に向き合ったのは教員を目指し入学した徳島大から。次第に「高校野球に携わりたい」と強く思うようになった。3度目の挑戦で教員採用試験に合格した2001年、名将・高橋広監督率いる鳴門工に赴任した。副部長や部長として監督を支え、勤務3年間で春は3回、夏は2回甲子園を経験した。「当時は選手に連れていってもらった」が、今回は選手と一緒にチームをつくり上げ、ひのき舞台に立つ。

 1安打でも勝つ。そんな守る野球を鳴門工で見てきた。04年春の甲子園出場を前にチーム紹介で「予選の打率は1割9分」と書いた。「『何かの間違いですか?』と聞き返されたのを覚えている」と苦笑する。部員17人と少数で甲子園に出場したこともあった。鳴門工でのさまざまな経験が今の指導の根底にある。

 強豪ではないチームで熱を注ぐのは、人間力の育成。あいさつはもちろん、姿勢まで細かく注意した。

 高校野球の監督としては珍しい数学の教員。練習では理想像から逆算した指導法を考える。作成するテストでは応用力を問う出題は好まない。地道に基本を反復した生徒が報われる内容にしている。野球の指導も同じ。結果以上に日常を重視する。

 5歳の息子、1歳の娘を愛する33歳の父親。吉報をともに喜びたいが「帰るころには寝てます」と笑った。吉野川市川島町児島。

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