先月、東京のJR目白駅で、目の不自由な男性がホームから転落して死亡した事故を受けて、JR東日本は、ホームの点字ブロックを、より凹凸をはっきりと感じられる新型のものに交換する対策を始めました。
新型の点字ブロックは、点状の突起がこれまでの36個から25個に減らされ、よりはっきりと凹凸を感じられるほか、ホームの内側を知らせる細長い突起も付けられています。JR東日本は、先月16日に東京のJR山手線の目白駅で、目の不自由な男性がホームから転落して死亡した事故を受けて、新型の点字ブロックを本格的に導入することを決めました。交換する作業は、事故の起きた目白駅で先月の終わりから始まり、現在はホームの一部が新型の点字ブロックに替わっています。交換された新しい点字ブロックを体験した全日本視覚障害者協議会の織田洋総務局次長は「これまでのものは平面的に感じて分かりにくかったが、新しいものは非常に分かりやすい。対策が動き始めて評価したいが、早期に交換してほしい」と話していました。JR東日本は、今後、点字ブロックがすり減っている駅などを優先に、新型のものに交換していくことにしています。