住居侵入や窃盗、建造物侵入の罪に問われた秋田市の自衛官、佐々木貞夫被告(52)の判決公判が7日、秋田地裁であった。馬場純夫裁判官は「計画的犯行できわめて悪質」として懲役3年6月(求刑4年6月)を言い渡した。
判決によると佐々木被告はギャンブルや借金返済のため、09年10月から10年6月まで17回にわたり窃盗目的で住居などに侵入し、計1200万円相当の金品を盗み出したとしている。馬場裁判官は「被害額が大きく、刑事責任はきわめて重大」と指摘した。
陸上自衛隊秋田駐屯地広報室は判決後「部隊として一度も本人から事情を聴いておらず、確認したうえで懲戒手続きに入りたい」とコメントした。【加藤沙波】
毎日新聞 2011年2月8日 地方版