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【社会】

「検事にどう喝された」 陸山会初公判で弁護側主張

2011年2月8日 朝刊

 小沢一郎民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた衆院議員石川知裕(37)、大久保隆規(49)、池田光智(33)の元秘書3被告の初公判は、東京地裁(登石郁朗裁判長)で7日午後も引き続き行われた。弁護側は石川被告の供述調書について「検事は『自供しなければ別の秘書の逮捕もありうる』と、どう喝して署名させた」と主張した。

 検察側は今後予定されている取り調べ担当検事4人の証人尋問で、取り調べが正当なものだったと主張する構えで、調書の任意性や信用性をめぐり激しい攻防が予想される。

 弁護側は冒頭陳述で「検察側は独自にストーリーを創作して、小沢元代表からの借り入れを隠蔽(いんぺい)する目的があったと、執拗(しつよう)に迫った」と指摘し、「石川被告は恐怖と絶望感から調書に署名した」と述べた。

 土地購入費に充てた4億円については「石川被告が小沢元代表から借り入れる際に『この金は純粋な個人資産だから、間違いなく返済するように』と念押しされた」と繰り返し、元代表の相続遺産などだったと説明。「3被告や小沢元代表は合理的な説明をしていない」という検察側の主張に反論した。

 

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