刑法犯認知7年連続減で戦後最少 県警まとめ、昨1年8950件
昨年1年間に県警が認知した刑法犯の件数は前年比249件減の8950件で7年連続減少し、戦後最少を更新したことが、県警のまとめでわかった。殺人事件(未遂含む)などの凶悪事件は6件減の44件だった。
検挙件数は425件減の4343件、検挙率も48・5%と3・3ポイント減ったが、全国で8番目に高い。人口10万人当たりの犯罪に遭った人の数は625・9人で全国で4番目に低かった。
認知件数の減少について県警は「振り込め詐欺の減少が要因のひとつでは」とみている。県警捜査2課によると、昨年県内で発生した振り込め詐欺は前年比71件減の40件。被害額は4600万円で約3分の1になった。
一方、強制わいせつや公然わいせつなどの風俗犯は26件増の144件。子どもや女性が性犯罪などに遭うのを未然に防ぐために県警が2009年に設置した「子ども女性安全対策係」の活動で捜査が強化され、埋もれていた被害が明らかになったことも要因とみられる。
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