関西テレビ放送株式会社

先月、神戸市灘区の川底で抜け出せなくなったイノシシが保護され山に帰されました。しかし７日、再び２匹のイノシシが現れました。住宅街の草むらで何やらごぞごそと動く動物・・・！？神戸市灘区の観音寺川のほとりに川の底をさまよっていたあのイノシシの姉妹が姿を現しました。２週間前には、高さおよそ５ｍの護岸に囲まれた川の底に落ちて抜け出せなくなったイノシシ。最初は１匹だけでしたが、次の日にはもう一匹も川へと落ちてしまいました。その後、兵庫県の猟友会によって保護され元気よく山へと帰って行ったはずでしたが・・・２匹は再び川に戻ってきたのです。護岸スレスレのところを行ったり来たりして、土が崩れては今にも落ちそうに。終いには姉妹でケンカまで始めてしまいます。近くの住民は、「きっとまた来るんやないかなと思っていたんです。山の方に帰って元気に過ごしてくれたらいいんですけどね」と心配そうに話していました。およそ２時間にもわたって、住民たちをひやひやさせたイノシシの姉妹は無事に山へと帰っていきました。再び川底に落ちてしまわないか、まだまだ心配です。

６日行われた名古屋市長選挙などで、地域政党を立ち上げて戦った河村たかし前市長ら２人が圧勝したことについて、大阪のトップ２人は背景には「既存の政党への不信感がある」との認識を示しました。
６日行われた名古屋市長選挙と愛知県知事選挙。減税や県と市を合体させる「中京都構想」を掲げ地域政党を立ち上げて戦った河村たかし前市長と大村秀章・前衆議院議員が民主や自民が支援する候補を破って当選しました。大阪を新たな行政組織として一本化しようとする「大阪都構想」の実現をめざし、同じく地域政党「大阪維新の会」を立ち上げた橋下知事。橋下知事は連携する二人の勝利を祝いました。
【橋下徹大阪府知事】「既存政党に対して嫌気が差したということに尽きるのではないか。既存政党への不信感は名古屋だけでなく、全国でピークに達してると思う」。
一方、大阪都構想に難色を示し橋下知事と対立する大阪市の平松市長も既存政党の存在意義が問われていると分析します。
【平松邦夫大阪市長】「既成政党は存在を問われる局面。（大阪への影響は？）同じ『都構想』を掲げている人もいるということで（影響が）ないとは言えない」。
今回の結果が４月の統一地方選挙にどのような影響を与えるのでしょうか。

大相撲春場所の中止決定から一夜が明けました。開催地である大阪でも波紋が広がっています。
６５年ぶりの本場所中止決定から一夜,大阪の相撲ファンからは「中止は当然」、「残念の一言」など様々な反応がありました。
春場所が開かれる予定だった大阪府立体育会館から徒歩３分の場所にあるホテルイルクオーレなんばにはきのう５００泊分のキャンセルが入りました。このホテルでは、６年前から毎年親方や行司、呼び出しなど相撲関係者およそ４０人が宿泊してきました。岡本学支配人は、「キャンセル分は他の方で埋まれることもあるので金銭的なマイナスはどうなるのかわからないが１年に１度しか会えない方々の顔が見られないのは残念」と話していました。
大阪のレンタル会社「エイトレント」では、冷蔵庫や洗濯機、それにストーブなど相撲部屋の宿舎で使う生活用品を貸し出してきました。レンタル会社の担当者は「すべてキャンセルになり痛手」と話していました。
大阪府茨木市の寺では力士のため宿舎を提供してましたが今年は朝稽古の姿が見られなくなります。お寺の人は「好きな人は毎朝、朝稽古を見にくるので寂しくなります」と話していました。
一方、大阪府の橋下大阪府知事は「隠すことは無理なんでしっかり正直にいって改めることがいいんじゃないのか」と相撲協会に改革を促していました。広がる波紋、失ったファンの信頼を取り戻すことはできるのでしょうか？

１０７人が死亡したＪＲ福知山線の脱線事故で、証拠品として神戸地検が保管していた事故車両がＪＲに返還され、７日に遺族に公開されました。
脱線事故を起こした車両の１両目から４両目は、兵庫県姫路市の山陽新幹線の高架下に保管されていて、７日、訪れた遺族４人に公開されました。２００５年４月に起きた福知山線脱線事故。脱線した快速電車の車体は大きく折れ曲がり、１０７人が死亡、５６２人がけがをしました。その後、事故車両は証拠品として兵庫県警に押収され神戸地検が保管していましたが、今月１日付でＪＲに返還されました。多くの被害者が出た１両目から４両目は、救助活動などの際に重機で切断されていて、１０メートルほどの長さの車体やイスなどが車両ごとに重ねて置かれているということです。
【長女を亡くした奥村恒夫さん】「非常につらいなという気持ちです。しばらくそこに立ってまして、言葉はなかったです」
【次男を亡くした上田弘志さん】「中で痛かったやろし、苦しかったやろな・・・この事故の重大さを考えたら、最終的には（車両を）一般公開してほしいと個人的には思っています」
ＪＲ西日本は、遺族や負傷者の希望があれば事故車両を公開する方針ですが、一般公開については被害者の間にもさまざまな意見があり、今後、慎重に検討するとしています。

７日午後、京阪・寝屋川市駅前にある商店街でタバコ店をほぼ全焼する火事があり、ここに住む８２歳の女性とみられる遺体が見つかりました。
７日午後２時半ごろ、寝屋川市早子町のタバコ店で「２階から煙が出ている」と近所の人から消防に通報がありました。消防車１４台が出動し、火は約１時間半後に消し止められましたが、店舗兼住宅の約１６０平方メートルが焼けました。１階から女性の遺体が見つかり、警察と消防は、ここに住む市川奈保美さん（８２）とみて身元の確認を急いでいます。近くに住む人は「（人がいると思って）息子が一番に行って助けに行ったけど、煙で入れなかった」
白昼の商店街で起きた火事でしたが、周囲の店の人や通行人にけがはありませんでした。
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おととし、大阪府富田林市で男子高校生を殺害したとされる１９歳の少年の裁判員裁判で、検察側は「懲役５年以上１０年以下」の不定期刑を求刑しました。
おととし６月、当時高校３年生だった少年（１９）は、大阪府富田林市の河川敷で女性を巡るトラブルから、高校１年の大久保光貴さん（当時１５歳）を木槌やバットで殴り、殺害した殺人の罪に問われています。
これまでの裁判で、少年は起訴事実を認めていて、弁護側は「広汎性発達障害で、心神耗弱の状態だった」と主張していました。
７日の論告で、検察側は「少年は、大久保さんの付き合っていた女性の気持ちを自分に向けさせるために殺害を計画した」。
その上で、「犯行後も、証拠隠滅を図るなど完全責任能力があったことは明らか」として、「懲役５年以上１０年以下」の不定期刑を求刑しました。

兵庫県香美町では、地元でとれた大豆を使った昔ながらの味噌づくりが行われています。
香美町の米地地区では、減反政策で地元の農家が大豆の転作栽培に取り組んだのをきっかけに、２６年前から味噌づくりが始まり、今では、村おこしのモデルにもなっています。
味噌づくりに使う大豆は地元で取れたものだけを使っていて、蒸した大豆は麹と塩を混ぜてミキサーにかけた後、空気を抜くために樽に敷き詰めていきます。
味噌は大豆と麹、塩だけを使った昔ながらの味わいを目指して仕込んでいて、一年ほど寝かせて自然熟成させると、うまみがでて、味がまろやかになるといいます。今シーズンは４０トンの味噌を生産する予定だということです。

大阪府は、新たに大阪府の庁舎となったＷＴＣビルがある咲州エリアについて知ってもらおうと、展望台を無料で開放しています。
去年６月に、大阪府の咲州庁舎となったＷＴＣビルでは、地上約２５０ｍにある５５階の展望台が無料で開放され、７日朝から多くの府民が集まりました。
これは液晶パネル工場など、関西の産業基盤がある咲州エリアの魅力をアピールしようと、企画されたものです。
訪れた人は、「地図で見ると狭いけど、結構広い」「せっかくの海があるのに、早くから（開発）したら、よかったのに。でも、（本庁舎がある）大手前どうなるんやろね。寂しくなるね」と話していました。
橋下徹知事は、「ＷＴＣに立ってもらうと、可能性を感じてもらえると思うので、多くの人に見てもらいたい」と話しています。
また、「咲州地区の今後の展開」をテーマに、職員による学習会も行われました。
展望台は、７日午後１０時まで無料で開放されています。

大阪府寝屋川市で、当時生後６ヶ月の長男に暴行を加え、重傷を負わせたとされる男の裁判が始まり、男は起訴事実を全面的に認めました。
傷害の罪に問われているのは、寝屋川市の建設会社役員・坂本雄二被告（３７）です。
起訴状によりますと、坂本被告は去年５月、自宅で当時生後６か月の長男に対し、うつぶせにして両足をねじまげるなどの暴行を加え、２か月の重傷を負わせたとされます。
長男は病院に運ばれましたが、虐待を疑った医師が児童相談所に通告し、保護されています。
７日の初公判で、坂本被告は起訴事実を全面的に認めました。
一方の検察側は、「坂本被告は去年１月ごろから、長男が激しく泣くことにいらだちを募らせ、怒鳴ったり、まぶたや鼻を洗濯ばさみではさむなどした」と指摘しました。

自分が担当した傷害事件で、裁判所から還付された保釈保証金１３０万円を着服したとされる和歌山弁護士会の元会長の初公判が開かれ、元会長は起訴事実を認めました。
業務上横領の罪に問われているのは、和歌山弁護士会の元会長・楠見宗弘被告（６６）です。
起訴状によりますと、楠見被告は去年７月、弁護を担当した傷害事件で、裁判所から還付され預かっていた保釈保証金１３０万円を横領したとされます。
７日に開かれた初公判で、楠見被告は「間違いありません」と起訴事実を認めました。
一方、検察側は「楠見被告は、横領した１３０万円を借金返済と生活費にあてた」と指摘しました。
楠見被告はこの他に、依頼主からの預かり金を着服したとして、去年１１月に業務停止５か月の懲戒処分を受けています。

経営破たんした武富士に払いすぎた利息の返還を求める「更正債権届け出期限」が今月末に迫るなか、借金に関する「なんでも相談」が開かれています。
この電話相談は、借金に関することならなんでも受け付けようと、大阪の市民団体が開いているものです。
去年９月に経営破たんした武富士に、払いすぎた利息の返還を求める「更正債権届け出期限」が、今月末に迫っていることもあり、受付開始から電話が鳴り続けました。
７日は、「武富士に届け出をするための書類が送られてこない」といった相談が寄せられていました。
武富士の過払い債権者は、全国に約２万人いるといわれていますが、まだ多くの人が届出をしていないといいます。
「大阪いちょうの会」の川内泰雄事務局長は、「『取り立てが終わっていいや』と思っている人が結構いらっしゃる。（過払い返還請求は）自分自身の権利ですから、行使していただきたい」と話しました。
この電話相談は、８日まで受け付けています。

「武富士＆借金なんでも１１０番」
■０６−６３６１−０５４６
■無料（午前１０時〜午後４時）

在日華僑の子どもたちが多く通う、大阪市の大阪中華学校では、旧正月を祝う春節祭が開かれました。
ことしで１１回目を迎える「春節祭」は、大阪に住む台湾出身の人々の交流を深めると共に、地域の人たちにも自国の文化に触れてもらおうと開かれています。
中華民族の旧正月にあたる春節は、中国や台湾では盛大に祝うことで知られます。
ことしは辛亥革命からちょうど１００年の節目でもあり、多くの人で賑わった会場では、邪気を払うとされる爆竹が鳴らされたり、伝統の獅子舞や踊りが披露されました。
台湾出身の女性は「交流があって、日本の方にも楽しんでいただけたらいいんじゃないですか」と話していました。
餃子やチマキなど台湾料理の屋台も並び、華僑も日本人も一緒に新年を祝っていました。