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【プロ野球】

金子千 9日に右肘手術 前半戦絶望

2011年2月8日 紙面から

 昨年17勝で最多勝に輝いたオリックス金子千尋投手(27)の今季前半戦が絶望的となった。右肘の違和感を訴えて7日にキャンプ先の沖縄・宮古島から帰阪して神戸市内の病院で検査した結果、9日に関節鏡による遊離軟骨除去の緊急手術を受けると球団が発表した。

 岡田オリックスに衝撃が走った。金子千は前日6日のブルペン投球後に右肘に違和感を覚えたが、症状は重かった。手術後のリハビリを経て短いキャッチボール再開まで1カ月、投球練習を再開できるまで3カ月前後要する見込み。開幕アウトは当然ながら、前半戦の復帰さえ微妙だ。

 岡田監督も頭が痛い。「開幕予定しとったから。こりゃまた練り直しやけど…」。オフの大補強で朴賛浩や寺原、マクレーン、フィガロを獲得して先発陣もテコ入れを図ったが、昨年リーグ最多の204イニング1/3を投げた金子千の離脱は大打撃。先発ローテの構想が白紙に戻された。

 代役の開幕投手は昨年10勝の木佐貫らが浮上するが、岡田監督は朴も候補に挙げた。「金子のリタイアによって、そりゃ開幕もあるかも分からん存在やからな」。残った戦力で回していく。

 「もう、こりゃしょうがないやん。5月になるのか交流戦に帰ってくるのか…。昨年の(金子千の6月までの)星勘定したら4勝7敗がゼロになるようなもん。ほかのピッチャーでまかなえるやん。何とかやりくりするよ」。昨年の数字を引き合いに指揮官は強がったが、エースを欠いた苦しい序盤戦を余儀なくされた。 

  (中谷秀樹)

 

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