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【プロ野球】佑有ブルペン初競演 佑は“おかわり”含めて49球2011年2月8日 紙面から
日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が7日、ダルビッシュ有投手(24)とブルペンで初競演した。今キャンプ最多の75球を投げたダルに対し、斎藤は33球を投げるといったん退出。遠投で体のバランスを整えると、再びマウンドに戻って16球。ブルペンを“おかわり”した。 ついに佑&有の両雄が並び立った。当初は一緒に投げる予定はなかった。だが、ダルビッシュの投球日変更に加え、幸運が重なった。名護のブルペンは札幌ドームと同じ赤土でできたマウンドと、地方球場仕様の黒土のものの2種類がある。斎藤より先に投げる予定だったケッペルとウルフがやや柔らかい黒土のマウンドを敬遠したため、順番が変更に。前にチーム勝ち頭の武田勝、背中にダルビッシュという豪華なメンツに挟まれて投げることになった。 「日本ハムに入ったからできることだと思う。1軍で活躍する投手の間で投げるのは勉強になった」。そうは話したものの、主力の迫力に気押されたのか“前半”の斎藤は心なしかおとなしかった。直球を中心に33球。偵察に訪れた阪神の嶋田スコアラーも「今日だけではよく分からないけど、ちょっと元気がないかな」と漏らして退席してしまうほど、精彩を欠いていた。 だが、斎藤が抜群の修正能力を見せたのはここからだった。いったんブルペンを外れると、吉井投手コーチを相手に約90メートルの遠投を始めた。18球を投げると、再びブルペン入りを直訴。今度は体重の乗った速球を16球、3年目の大野のミットに投げ込んだ。 この日の予定投球数は30球。“おかわり”分は斎藤自身の決断によるものだった。「良いイメージのものを感じて終わりたかった。遠投での調整は大学時代から結構やっていたし、大きいフォームで投げることでバランスが修正できる」。エースとの初競演にも舞い上がることなく、自分の課題と向き合った斎藤。頭脳派の顔を存分に見せつけた一日だった。 (臼杵秀之) PR情報
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