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【グラニュース】


ピクシー、恩師ベンゲル監督の後継に指名も「今はグラ集中」

2011年2月8日 紙面から

ミニゲーム前、磯村(左)にビブスを投げ渡すストイコビッチ監督=大分県別府市で(伊藤遼撮影)

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 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(45)は別府キャンプ5日目の7日、アーセナルのベンゲル監督から契約の切れる2014年以降の後継者に指名されたとの報道について「光栄だが、将来のことは分からない」と話した。監督として恩師から高い評価を受けても「もっと経験を積まなければならないし、まだ重要なことが残っている」とグランパスでの指揮に集中する。

 ビッグクラブの後継者に指名されるほどの評価を受けて、ストイコビッチ監督は穏やかに話した。

 「ベンゲル監督とはずっといい関係が続いている。“ニューベンゲル”と言われるのはうれしいが、将来は将来。私は落ち着いている」

 現実的な話とは次元が違うことを強調した。1995、96年にグランパスを率いた名将のもとを訪ねたのは2008年の監督就任直前。指導哲学や、サッカーの価値観が同じことを確かめる時間になった。

 「ベンゲル監督は、私にとってのいいサンプルであり、15年間、アーセナルというチームは理想的なスタイルだ」

 ただし4年先は、サッカー界にとってはるか遠い話で、何の保証もない。

 「将来、何が起こるか全くわからない。私はもっと経験を積まなければならないし、まだ重要な仕事が残っている」。グランパスの開幕に向けて、集中力がそがれることはなかった。

 この日の練習では、短パン姿になって、際どいパスを出して守備練習の相手となった。4、5年先の監督像には「私はずっと、こうしてプレーしながら指導するつもりだ。太りたくない」

 15年には50歳。それでも自分で手本を見せながら教えるスタイルにこだわる。現役時代からかなり横幅が広がっているストイコビッチ監督だが、貫禄をつける程度に押しとどめて、世界の技をチームづくりに役立てる。 

  (木本邦彦)

 

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